【STEP3】買う|物件と融資条件を検算する

このSTEPだけは、読むだけでは終わりません。提示された物件の数値を、自分の手で計算し直すところまでが合格条件です。

買値は、あとから直せない唯一の項目です。家賃は運営で守れます。経費も抑えられます。売値も出口の工夫で変えられます。買値だけは、契約した瞬間に固定されます。

このSTEPの合格条件

悲観・標準・楽観の3シナリオを作り、契約しない条件まで説明できる。

まずこれを読む

STEP3の全体像は、この2本にまとまっています。

物件をどう判定するか|買う・買わないを決める判断基準
不動産投資の物件の選び方。買う・買わないを決める判断基準を、利回りだけに頼らない形で整理しました。表面利回りの落とし穴、確かめるべき資料、その場で計算する手順まで解説します。
不動産投資のキャッシュフロー計算方法|実質利回り・NOI・手残りを出す5ステップ
不動産投資の表面利回りは経費も空室も無視した最大値です。表面・実質・NOI・返済後CFの違いと計算式、毎月の手残りを正確に出す5ステップを具体例で解説。業者の提示条件に流されない計算力が身につきます。

① 提示された数値を計算し直す

表面利回りは、判断材料のごく一部です。空室と経費を引いた実質利回り、返済比率、DSCRの3つを出すと、その値段で成り立つかどうかがはっきりします。

レントロールも必ず自分で読んでください。満室想定の資料が、実際には募集停止の部屋を含んでいることがあります。

② 現地と手続きの流れを確認する

資料だけで決めないでください。建物の傷み方も、周辺の入居需要も、現地に立たないと分かりません。

そしてどこまでなら引き返せるかを、先に知っておく必要があります。買付証明の段階と、手付を打った後では、退く難しさがまるで違います。

③ 融資の条件を詰める

同じ物件でも、金利と期間が変われば手残りは大きく動きます。物件を選ぶことと、融資を選ぶことは同じ重さです。

金利は最安を追うより、期間と条件のバランスで見ます。私は当初4.5%だった金利を、交渉で3.1%まで下げました。借り換えをしなくても動かせる余地はあります。

④ 物件タイプごとの落とし穴を知る

築古、ボロ戸建て、新築ワンルーム、新築一棟。どれも「良い・悪い」ではなく、向き不向きと固有のリスクがあります。

⑤ 業者との向き合い方を決める

提案書を作った会社に「この価格は妥当ですか」と聞いても、返ってくる答えは限られます。聞く相手を分けることと、聞く内容を先に決めておくことが効きます。

【STEP3 買う】のすべての記事一覧

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このガイドの位置づけ

全体の流れは6STEPロードマップで確認できます。

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