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サラリーマンは不動産投資ローンを組める?年収・勤続年数の条件と、借りられる額の落とし穴【13年の実録】

【STEP2】買う

「サラリーマンの自分でも、不動産投資ローンは組めるのか?」——結論から言う。組める。私は年収730万円の会社員のまま、2億円超を借りた。だが、この記事で一番伝えたいのはその先です。借りられたことが、私を一度、崖っぷちまで追い込みました。

この記事は、サラリーマンが不動産投資ローンを組めるのか、自分の年収・勤続年数で条件を満たすのかを知りたい人のための記事です。私は鳥取在住・大家歴13年・38室を運営する現役サラリーマン大家。

先に結論:サラリーマンの与信は強力です。だから組めます。ただし——「借りられる額」と「借りていい額」はまったく別物。私はそれを取り違えて、返済が詰まり、銀行に元金の支払いストップを頼み込みました。この記事では、組むための条件と、私が身をもって知った落とし穴の両方を書きます。

本記事は情報提供を目的としており、特定の融資条件・融資額を保証するものではありません。融資の可否は金融機関・審査時期・個人属性・物件条件により大きく異なります。

結論:サラリーマンは組める。ただし「借りられる額」と「借りていい額」は違う

サラリーマンが融資に強いのは事実です。金融機関が求める最大の担保は返済能力=収入の安定性で、毎月給与が振り込まれ、源泉徴収で税処理まで済んでいる会社員は、自営業者より圧倒的に「書類上の信頼性」が高い。だからそれなりの年収があれば1〜2億円まで借りられてしまう

問題はここからです。その与信を「自分の実力」だと勘違いした瞬間、サラリーマンの信用は”借金製造機”に変わります。私がまさにそれをやりました。

サラリーマンの与信は強いものです。ですが勘違いしないでください。銀行が貸すのは”あなたが優秀だから”ではなく、”会社が潰れにくいから”です。私はそこを取り違えて痛い目を見ました。

サラリーマンは本当に融資が通りやすいのか(実態と誤解)

サラリーマンが不動産投資ローン融資を受ける社会的信用と背景

「サラリーマンは融資を受けやすい」——おおむね事実ですが、鵜呑みにすると痛い目を見ます。

「通りやすい」の根拠は「安定収入」

金融機関が見るのは返済能力、つまり収入の安定性です。会社員は毎月の給与が約束され、社会保険料・税金も源泉徴収で処理される。自営業・フリーランスと比べて収入のブレが小さく、書類上の信頼性が高い。日本政策金融公庫・信用金庫・地方銀行・メガバンク系のいずれでも、「勤め先・年収・勤続年数」が審査の骨格をなします。

ただし「サラリーマンなら誰でも」ではない

13年間、複数の金融機関と交渉してきた実感で言うと、「サラリーマンであること」は必要条件だが十分条件ではない。年収300万円台でも通る案件がある一方、年収600万円でも通らないことがあります。差を生むのは複合要因です。

  • 年収の水準(絶対額と安定性)
  • 勤続年数(1年未満は原則困難)
  • 雇用形態(正社員か、契約・派遣か)
  • 信用情報(クレジットカードの遅延歴・カードローン残高)
  • 既存の借入状況(住宅ローン・車のローン含む)
  • 物件の担保評価(築年数・構造・立地)
  • 投資歴(初回か、実績があるか)

「サラリーマンだから大丈夫」と高を括って買付を入れ、審査で引っかかって買えなかった——そんなケースを何件も見てきました。事前に自分の属性を正確に把握しておくことが、無駄な動きを防ぐ最初のステップです。

不動産投資ローンが組める「最低ライン」(年収・勤続年数・雇用形態・信用情報)

サラリーマンが不動産投資ローン新規融資を受けるための審査基準と必要条件
ここに注意

ここでは投資用不動産ローン(アパートローン)を念頭に整理します。住宅ローンを活用したスキームとは条件が異なる点に注意してください。

年収の目安:最低ラインは400万円前後、実質は500万円以上

金融機関の明示的な年収基準は公開されていませんが、実務上は次のラインが目安になります。

  • 400万円未満:ノンバンク(信販系)は検討可能なケースもあるが金利が高い(2〜4%台)。地銀・信金の投資ローンは厳しい案件が多い
  • 400〜500万円:信用金庫・地方銀行で物件次第では可能。担保評価が高い物件に絞ることが重要
  • 500〜700万円:都市銀行の投資用ローン部門・オリックス銀行・SBJ銀行など選択肢が広がる
  • 700万円以上:メガバンクのアパートローン・プロパーローン・法人融資など、交渉の幅が一気に広がる

勤続年数:1年以上が最低ライン、2〜3年あると安心

多くの金融機関が申込時点の勤続年数を重視します。「現職に1年以上」が最低ライン、2〜3年あると安定性の評価が上がる傾向。転職直後・入社1年未満は審査が厳しくなりますが、同業種への転職・年収アップを伴う転職なら柔軟に対応する金融機関もあります(後述の打ち手を参照)。

雇用形態:正社員が圧倒的に有利

雇用形態投資ローン審査の難易度
正社員(上場企業・公務員)最も通りやすい
正社員(中小企業)物件・年収次第で十分可能
契約社員(長期・大企業)可能だが金融機関を選ぶ
派遣社員難しい。物件と担保評価で勝負
フリーランス・個人事業主確定申告2〜3期分が必要。難易度高

信用情報:過去5年間が問われる

CIC・JICCに登録された情報が審査に使われます。特に注意すべきは次の点です。

  • クレジットカードの61日以上の延滞歴(いわゆる異動情報)が残っていると、ほぼ確実に審査落ち
  • 完済後5〜7年は記録が残るため、過去の延滞が引っかかるケースがある
  • カードローン・消費者金融の残高も総量規制の観点から重視される
  • 現在の借入総額が年収の2〜3倍を超えると「オーバーローン警戒ライン」に入る

「借りたい時に借りられる状態を、常に維持しておく」——これは長期で不動産賃貸業を続けるうえでの基本です。買いたい物件が出てから信用情報を整えるのでは、間に合いません。

年収別:いくらまで借りられる?(目安表)

参考値としての目安表です。実際の借入可能額は、金融機関・物件評価・既存借入・物件種別で大きく異なります。あくまで目安として見てください。

年収想定借入可能額(目安)主な対応金融機関の傾向注意点
〜400万円1,500〜3,000万円程度ノンバンク・一部信金金利2%台後半〜4%台。物件担保評価が鍵
400〜500万円3,000〜5,000万円程度信用金庫・地方銀行(物件次第)返済比率35〜40%以内が目安
500〜700万円5,000〜9,000万円程度地方銀行・オリックス銀行・SBJ銀行等複数棟保有のスタートラインが見えてくる
700〜1,000万円8,000〜1億5,000万円程度都市銀行・メガバンク系・プロパーローン法人化検討ラインでもある
1,000万円超1億5,000万円〜メガバンク・プロパー・法人融資規模拡大と融資戦略の高度化が同時進行

注:上記は投資用不動産ローン(アパートローン)を単独で使う場合の参考値。住宅ローン残高がある場合はその分が既存借入として算入されます。属性・金融機関により大きく異なる点に注意してください。

返済比率(年間返済額÷年収)は、多くの金融機関が35〜45%以内を目安にしています。年収700万円で返済比率40%なら年間返済許容額は280万円、月23万円。金利1.8%・30年で逆算すると約6,700万円が借入上限の参考値です。

ただし——この表はあくまで「銀行がいくらまで貸してくれるか」であって、「あなたがいくら借りるべきか」ではありません。ここを混同すると、次の章で私が話す失敗をなぞることになります。

📌 自分の年収・属性だと、実際いくら借りられるのか
ネットの目安表ではなく、自分の実数を知るのが先です。INVASE(インベース)は「モゲチェック」と同じ株式会社MFS(東証グロース上場)が運営する不動産投資ローン専用サービス。年収・勤続年数・借入状況を入力するだけで、借入可能額と対応金融機関の目安が無料で分かります。物件を探す前に枠を知っておくと、無駄足が消えます。

※診断・相談は無料。本リンクは広告(アフィリエイトリンク)です。

【実録】私は「借りられた」。そして返済が詰まった

不動産投資ローンの融資審査の分岐点と成功体験談

ここからは私の実話です。数字だけでは伝わらない部分を、正直に書きます。

私の不動産投資は、鳥取の学生向けワンルームを約200万円、現金で買うところから始まりました。融資も使わない、小さなスタートです。ところが数年後、私はスルガ銀行のフルローン・金利4.5%で、地方の一棟アパートを買っていました。自己資金をほとんど入れずに、です。

当時の私の心境はこうです。「銀行が貸してくれた=この物件は正しい」。今なら断言できます。これは完全な勘違いでした。審査に通ることと、その買い物が正しいことは、まったく別の話です。

その後、山梨の一棟マンションを8,900万円で買いました。表面利回り10%超、駅から徒歩15分、見た目もおしゃれ。正直、すぐ飛びつきました。店舗と屋上看板は空室でしたが「1年空室保証が付くし、1年経てばほぼ決まります」と言われて。——結果、店舗も看板も5年以上決まりませんでした。家賃を想定の6〜7万円から3万円に下げて、やっと決まった。

極めつけは購入の翌月です。この物件で、5部屋が一斉に退去しました。焦って管理会社に頼み込み、家賃を4〜5万円から2万円台まで下げてなんとか埋めた。それだけで利回りは大きく削れました。さらに水道の貯水タンクに亀裂が入り、修繕見積もりは200万円。目の前が真っ暗になりました。

「銀行が貸してくれた」を、私は”合格通知”だと思っていました。違います。あれはただの”リスクを取る許可”です。返すのは全部こちらなのです。

そして、松本の物件と合わせてキャッシュフローが完全に回らなくなりました。私が取った行動は、スルガ銀行に正直に打ち明けて、1年間の元金支払いストップをお願いすることでした。認められて、当時で約100万円のキャッシュが手元に残った。その現金を崩しながら、今も低空飛行——地面を半分こすりながら飛んでいる状態です。

同じ時期にかぼちゃの馬車問題が起き、スルガ銀行から「あなたの物件も調査します」と連絡が来ました。結果、特段の配慮はなし。一人だったので、どこに相談していいかも分からなかった。弁護士に相談していれば違ったのかもしれません。今でもよく分からないままです。

唯一の救いは団体信用生命保険に入っていることです。私が死ねば借金は消え、家族は路頭に迷わない。それが命綱になっている——大家としてこんな救いの持ち方は、正直しんどい。だからこそ言います。団信なしで買えるとしても、絶対にやめておきなさい。

サラリーマンの与信は「武器」であり「罠」でもある

ここまで読んで分かる通り、私は「借りられたから買った」人間です。そして詰まりました。13年やって断言できることは1つ。

買ったときに、勝負はほぼ決まっています。中古物件は何も考えずに買うと、翌日売ろうとしても買値を下回るのが普通です。自分は本当に安く買おうとしているのか、売るころに元が取れるのか——それなりのストレスをかけて計算してから買わないと、私のようになります。

サラリーマンの与信で1〜2億は借りられます。それを誇らしく感じた瞬間が一番危険です。借りられる額ではなく、”空室が出ても耐えられる額”で買ってください。

だから、借入可能額を知ることには意味があります。ただしそれは「上限を使い切るため」ではなく、「上限のどこまでで止めるかを決めるため」です。

物件側の条件:銀行が見る「担保評価・築年数・構造・エリア」

不動産投資ローンの担保評価における物件の立地や構造の基準

融資の可否は借り手の属性だけでは決まりません。物件そのものの担保評価が、もう一方の軸として大きく影響します。

担保評価とは何か

金融機関は「万一のとき、物件を売却すれば融資額を回収できるか」を評価します。この評価額(積算評価・収益評価)が融資額の基準になります。

  • 積算評価:土地の路線価×面積+建物の再調達価格×残存年数。「今いくらで再建築できるか」
  • 収益評価:年間家賃収入÷還元利回り。「この物件はどれだけキャッシュを生むか」

どちらを重視するかは金融機関により異なります。地銀・信金は積算評価重視の傾向、オリックス銀行などは収益評価も組み合わせます。

築年数・構造の影響

構造法定耐用年数担保評価への影響
鉄筋コンクリート(RC)47年耐用年数が長く担保評価が維持されやすい
重量鉄骨造(S造)34年RCに次ぐ評価
軽量鉄骨造19〜27年耐用年数内なら評価は出やすい
木造22年耐用年数超えると評価が出にくい金融機関も多い

築古木造(耐用年数超え)は担保評価がゼロに近くなる金融機関もあります。ただし地域密着型の信用金庫には「耐用年数外でも、物件の状態・立地・賃貸需要を総合的に見て判断する」ところもあるのです。数字だけでなく現地を見てくれる金融機関との関係構築は、長期運営で効いてきます。

エリアの重要性

地方の過疎エリアは土地の担保価値が低く、将来の売却可能性も限定されます。金融機関は換金性の高いエリアを好む傾向があり、政令指定都市・県庁所在地・人口20万人以上の都市が、融資を受けやすいエリアの目安です。

「属性が弱い」と感じたときの打ち手(勤続が短い・年収が低い・転職直後)

属性が弱くても、戦略次第で可能性はあります。ただし「無理に借りる」ことと「戦略的に動く」ことは別物です。

打ち手1:勤続1年未満なら「待つ」を戦略にする

転職・入社直後なら、最も合理的な判断は「1〜2年待つ」ことです。その期間を無駄にしないために準備を進めます。

  • 物件調査・市場分析の継続
  • 自己資金(頭金)の積み立て(融資額の10〜20%が目安)
  • 信用情報の整備(クレカ残高ゼロ・カードローン完済)
  • 金融機関の情報収集(どこがどんな条件で貸しているか)

「待つ」ことは後退ではありません。借りられる状態で、買っていい物件に出会う——その順番が成功確率を最も高めます。

打ち手2:年収が低いなら「物件で補う」

年収400〜500万円台は個人属性だけでは引っかかる金融機関が多い。担保評価の高い物件を選ぶことで通過確率が上がります。

  • 路線価が高い都市部の土地(積算評価が出やすい)
  • 耐用年数が十分に残っているRC・重鉄物件
  • 稼働率が高く、賃料相場が安定しているエリア

打ち手3:共同担保・自己資金で与信の不足分をカバーする

自宅(持ち家)がある場合、共同担保として提供することで通るケースがあります。また自己資金を厚く入れる(フルローンでなく30〜40%)と銀行のリスクが下がり、審査が通りやすくなるでしょう。そして何より、自己資金が厚いほうが、買った後に生き残れます。私はフルローンで買って詰まった側なので、ここは強く言えます。

打ち手4:ノンバンク・信販系で「実績を作る」

金利は高いが審査が通りやすいノンバンク(オリックス・信販系等)で最初の融資を通し、2〜3年の返済実績を作ってから銀行に切り替える方法もあります。ただし高金利期間中もキャッシュフローが黒字を維持できる物件であることが絶対条件です。

「どの銀行に行くか」「金利を下げるか」は別記事で

この記事は「サラリーマンの自分は組めるのか、条件を満たすのか」に絞って書きました。組めると分かった次のステップ——どの金融機関に、どの順番で当たるべきか、そしてすでに借りている人が金利を下げる方法(借り換え・金利交渉)は、別記事で詳しく解説しています。私がスルガ銀行の金利4.5%を3.1%まで下げた交渉の実録も、そちらに載せました。

不動産投資ローンの審査が厳しい銀行は?比較・ランキングと、借り換えで金利を下げる方法

よくある質問(FAQ)

38室を経営する現役大家
Q
不動産投資ローンは、本業の会社にバレますか?
A

結論から言うと、基本的にバレない。不動産融資は「個人」の与信や「プライベートカンパニー(法人)」で受けるものであり、銀行が勤務先にわざわざ連絡することは原則としてない。また、住民税の「普通徴収」を選択することで、会社に通知が行くのを防ぐことができる。ただし、就業規則で「不動産賃貸業」が明示的に禁止されている場合、副業としての規模(5棟10室以上など)によっては自衛が必要なケースもある。

Q
独身や女性でも、サラリーマン融資は組めますか?
A

全く問題なく組める。融資審査で問われるのは「性別」や「婚姻関係」ではなく、「勤め先の属性(年収・会社規模・勤続年数)」と「物件の収益性」です。むしろ、独身の方が自己資金を投資に回しやすく、身軽に動けるというメリットもある。女性大家が活躍している事例も非常に多い。

Q
勤続年数が1年未満でも、絶対に融資は無理ですか?
A

「絶対」ではない。一般的には勤続3年以上が望ましいとされるが、前職と同業界へのキャリアアップ転職である場合や、国家資格(医師・看護師・税理士など)の保有者であれば、1年未満でも融資を検討してくれる金融機関はある。また、自己資金を多めに入れる(物件価格の2割以上など)ことで、勤続年数の短さをカバーすることも可能です。

Q
自己資金はいくら用意すればいいですか?
A

目安として、最低でも「物件価格の10%+諸経費(約7〜8%)」の自己資金が必要になる。フルローン(自己資金ゼロ)は非常にハードルが高くなっており、現在はある程度の持ち出しを求められるのが一般的です。自己資金が多いほど融資承認の確率が上がり、金利などの融資条件も良くなりやすい。

Q
借り換えの手続きには、どれくらいの手間がかかりますか?
A

新規の融資とほぼ同等の書類準備と審査期間(約1〜2ヶ月)が必要になる。手続き自体の手間は確かに発生するが、金利が1%下がるだけで数百万円〜数千万円の返済額軽減につながるため、手間に対するリターンは極めて大きい。借り換え交渉の進め方や必要書類の詳細は、本記事の「借り換えの条件」セクションを参照してほしい。

マイホームの住宅ローンと投資ローンをどう両立させるかは、不動産投資ローンと住宅ローンの両立条件|与信を守る実務にまとめました。

「組める」と「買っていい」は別の話

ここまでの融資枠の話を、不動産投資の真実で書いた式に位置づけておきます。家賃+売値-経費>買値。「借りられる額」は銀行があなたの与信を評価した結果であって、式が成立するかどうかとは何の関係もありません。

この記事で説明した落とし穴の正体は、突き詰めると「借りられる上限まで借りると、その枠に見合う物件を探しにいってしまい、買値が式の許容範囲を超える」という一点です。年収から逆算した融資枠は、あなたが「買っていい買値」の上限ではなく、単に銀行が貸してくれる上限にすぎません。枠いっぱいで探すと、買値がその枠に合わせて自然と膨らみ、式の右辺(買値)が先に決まってから左辺(家賃・売値・経費)に無理に帳尻を合わせる、本末転倒な物件選びになります。

正しい順序はその逆です。式が成立する買値をまず自分で検算し、その買値に必要な融資額が、たまたま借りられる枠の中に収まっているかを確認する。「組めるかどうか」を出発点にした瞬間から、判断の主導権は銀行の与信枠に移ってしまいます。

まとめ:焦らず「借りていい額」の中で積み上げる

13年で私が学んだ最大の教訓は、「一気に借りようとしない」ことです。

  • サラリーマンは組める。安定収入という与信は本物の武器
  • ただし「借りられる額」=「借りていい額」ではない。私はそこを取り違えて元金停止を頼み込む羽目になった
  • 空室・修繕・金利上昇のストレスをかけても黒字かで買う額を決める。買ったときに勝負はほぼ決まっている
  • 団信は絶対条件。家族に借金を残さない設計だけは外さない

サラリーマンという属性は確かに有利です。しかしそれは「属性があれば何も考えなくていい」という意味ではない。自分の信用情報を守り、物件の担保評価を意識し、金融機関と長期的な関係を築く。それができる人が、長く続けられます。

私は”借りられる額”で買って詰まりました。だから言います。まず自分の枠を知ってください。そして、その枠を使い切らないでください。

📌 まず「自分はいくら借りられるのか」を正確に知る
上限を使い切るためではなく、どこで止めるかを決めるために、自分の実数を知ってください。INVASE(インベース)の無料診断なら、年収・勤続年数・借入状況から借入可能額と対応金融機関の目安が3分で分かります。

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免責事項

本記事の情報は2026年5月時点のものであり、金融機関の融資条件・審査基準は随時変更される場合があります。本記事は情報提供を目的としており、特定の融資・投資を推奨するものではありません。融資の可否・条件については、各金融機関または資格を有する専門家にご相談ください。不動産投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。

最終更新:2026年7月15日 / 著者:タキ所長(rebiz-lab.com)

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融資条件の詳細を踏まえて、銀行選びの基本に戻って確認しましょう。

👉 不動産投資ローンの審査が厳しい銀行は?通る銀行の比較・ランキングを13年大家が整理【2026年版】を読む

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